こんにちは、
のぶです

さてさて、今回はいよいよカナダ出張の最終回、SALT SPRING ISLANDでの孵化場視察の報告です

どんな養殖魚でもそうですが、ギンダラもこの孵化時期がもっとも神経を使うところです

ここでいかにいい稚魚(魚の赤ちゃん)を健康に育てられるかで、後から続く品質に大きく影響します

しかもギンダラはこのセーブルフィッシュカナダ社が初めて養殖に成功し、独自の技術で進化して来ましたが、まだ発展途上ということもあり、試行錯誤を重ねながら孵化作業を行っています

サーモンと違い、ギンダラは生まれも育ちも海水です(サーモンは淡水で生まれ、海水で育つ)

しかもギンダラはもともと深海魚なので、はじめは何を食べているのかもわからない状態だったとのことです


孵化場。こちらは海上へ投入の稚魚を育てるタンクが入っています。

こちらは孵化場の内部。ギンダラは深海魚なので室内は暗く保たれています


赤ちゃんギンダラがいっぱい

がんばって健康に育ってね

養殖事業と比較すると孵化場はより技術が必要で、かつもっとも重要な場所とわかります

働いている方もドクターやプロフェッサーという名がつく方ばかりです

ま、ここでの育ち方でビジネス自体が左右されるといっても過言ではない分、みなさんのプロ意識はすごいものがありました

今回のカナダ出張で、2年前と同じルートとたどり、すべてを視察して来ましたが、見た目にはさほど変わっていないように思えても、実際掘り下げてみると、かなり進化していることが理解できました

まだまだ産業としては未熟ですし、まだまだ進化していかなければならない個所は多数あります

ただ、みなさんの熱意と情熱はすごいものがあるので、必ずこの人たちだったら乗り切れるなと実感しました

私たちも彼らに負けず、がんばらないといけなと感じたカナダ出張でありました
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